普通のハイフンと長いハイフンの使い分け

 

普通の長さのハイフンだけではなく、論文などの表示では以下の3つの長さのハイフン(の様なもの)が用いられます。必ずしも厳密にする必要はありませんが、使い分けられれば印象は多少良くなるかもしれません。アメリカ化学会で定められた標準的な使用法の一部を抜粋します。

ロングハイフンとセミロングハイフンはフォント表示の都合上、いずれも日本語の「引く」で表記していま す。

 

ロングハイフン(em dash)を使うもの

−(Macではopt+shift+“−”、Winでは文字コード表から入力もしくはAlt+ユニコー ドをテンキー入力)

化学結合 (−CH2−CH2−)二重結合三重結合なども長いもの

カンマで区切るとわかりにくい文章を切る (three parameters, temperature, time, and concentration, were.... よりは three parameters−temperature, time, and concentration−were....)ただし中が否定文の時、whichの構文の時は用いない

 

セミロングハイフン(en dash)を使うもの

−(Macではopt+“−” 、Winでは文字コード表から入力もしくはAlt+ユニコードをテンキー入力)

数字の範囲を示す ( 1.7−1.8 )

マイナスの数字 ( −1.5−0.8 マイナスが後の時は −1.5 to −0.3)

等価な二つのものを並べる場合 ligand−metal complex,

基本的には等価な and, to, versus

 

ハイフンを使うもの

-

接頭語をつなぐもの (retro-Diels−Alder (後ろはセミロング))

radical-like, 1,2-dimethyl- など

外国人の名前でよくある (Jean-Marie Lehn とか)

基本的には形容するもの

 

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